贈答品の知識とマナー

後返しについて – 弔事・葬儀の知識(香典あと返し)

「後返し」は即日返し(香典返し)と違い、香典の金額によってお返しの商品をじっくり選択できるので、会葬者に失礼のないように配慮が出来ます。四十九日に挨拶状を添えて贈りましょう。

後返しが必要な方

  1. 葬儀に出席できず、香典をいただいた方(遠方、本州方面の方々)
  2. 本州、遠方からわざわざ会葬していただいた方(親類、親しい知人、友人)
  3. 過分な香典をいただいた方
  4. 生前お世話になった方(葬儀のときお世話になった方々を含む)

※本州では香典をいただいた方全員を対象としているのに対し、道内では対象が絞られているようです(後述)。

葬儀時の挨拶回りを終え、一段落したら香典や供物帳を参考に後返しが必要な方々のリストを作成するのが一般的です。名前・住所・電話番号・郵便番号・故人との関係・香典額・お返し金額・お返し品の候補を用紙にまとめましょう。

場合によっては一律でお返しを統一する御葬家もあるようですが、なるべく金額別にしたほうが葬儀費用に回せるようになります(香典と後返しの差額がうまれる)。

会葬していただいた方への香典返しは、葬儀当日に即返しとして終了されているかと思いますが、過分な香典をいただいた方や遠方から会葬していただいた方には、後日、後返しとして品物に挨拶状を添えて贈るのがマナーです。喪主が直接届ける場合もありますが、遠方の方には宅配便などで届けているのが一般的です。葬儀会社かギフト業者が発送リストを元に返礼品と挨拶状を個別に発送してくれます。

後返しの時期

本州では七七日(四十九日)の忌明け法要を営んだあと、滞りなく葬儀を済ませ、忌明けを迎えることができたという挨拶状を添えて贈りますが、道内では四十九日の法要を告別式に繰り上げて行うことが多く、後返しの準備ができ次第贈られているようです。挨拶状を添え、表書きは「志」が一般的で水引の下には「~~家」と書きます。
神式の場合、忌明けに相当する五十日祭(三十日祭の場合もあり)、キリスト教の場合、カトリックは仏式に準じ、プロテスタントは一ヶ月後の昇天記念日に、どちらも挨拶状を添えて贈られている方が多いようです。

後返しのお品選び

贈り物、お品選びのコツは実用性を重視することです。具体的にはタオルやシーツなどの装身具や、海苔やお茶など日持ちの良い食品などに人気が集まるようです。
また、香典を「従業員一同」「○○会一同」といった連名でもらった場合、各人にではなく一つにまとめて連名宛にし、コーヒーセットなど皆で利用できるものを選ぶとより良いでしょう。贈り物専門店「ハリカ多治見」にご相談ください。

後返しのマナー(挨拶状について)

後返しのマナーで商品と一緒に挨拶状を入れます。
後返しの挨拶状は葬儀会社や返礼品業者が見本を持っているので、いくつかの見本の中から選び、香典を包んで頂いた会葬者の方に簡単ではありますが御礼を込めた挨拶状を返礼品と一緒に発送しましょう。

香典返し・後返しの目安

「香典半返し」という言葉を耳にしますが、香典には不時の出費の相互扶助の意味があることから、必ずしも半返しをする必要はありません。実際には半返しから3分の1返しが一般的です。前述した「なるべく金額別に分けたほうが良い」というのに繋がります。

北海道と本州の後返し・香典返しの違い

即返し

北海道では一般にこれを香典返しと呼んでいます。
本州では通夜返しです。

後返し

北海道では一部の方に半返しから3分の1返し。
本州では全員に香典の半分が目安。本州では一部地域を除き、四十九日に届けるお返しを香典返しと呼んでいます。

北海道の香典返しは通夜の日に渡される即返しが主流で、葬儀後に贈られる後返しは、遠方より来られた方や過分な香典を頂いた方など対象が絞られています。これに対し本州は、一部地域を除き通夜の日にちょっとした品物が即返しとして渡され、四十九日に改めて、葬儀に来られた方全員に後返しとして香典額の半分に相当する品物が贈られます(半返し)。このように香典返しの考え方は地域によって大きく違うので、無礼を感じさせないことが大切です。また、先様と故人の関係や喪家として今後のお付き合いを十分考慮して後返しをすることが大切です。そして何より気持ちを伝えること、それが後返しです。

忌中引出物と後返しの違い・注意点

札幌圏では、告別式の日に精進落しの膳が並べられ「忌中引」が行われます。
地域によっては箱詰めの土産物(食料品や酒、ジュース類の詰合せ)、あるいは折詰めと引出物が手渡されて会食の席を設けないところも増えています。これは葬儀のお手伝いをしていただいた方、葬儀委員長や世話役の方々の労をねぎらいお礼するもので、この時に引出物や、供物のお下がりを配るのは、「後返し」とは異なります。

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